23日(日)は、北海道や東北は、猛ふぶきや吹きだまりにより交通に影響がでる恐れがあります。関東から九州は晴れて、スギ花粉の飛散が増えるでしょう。
23日(日) 北海道で30メートルを超える風を観測
23日(日)は、オホーツク海の低気圧は北東へ進んでいます。日本海北部の別の低気圧が、北海道に近づいています。
北海道や東北では西風が吹き、北海道十勝地方の広尾町で5時8分に最大瞬間風速30.3メートル、山形県酒田市の飛島で7時45分に31.7メートルを観測しました。日本海から雪雲が流れ込んでいます。北陸も雪や雨が降っています。上空には強い寒気が流れ込んでおり、雲が発達している所があります。
23日(日) 北日本付近は冬型の気圧配置
23日(日)は、北日本付近は冬型の気圧配置でしょう。上空5500メート付近でマイナス30度以下の寒気が、北陸付近まで南下する予想です。北陸付近では大気の状態が非常に不安定になるでしょう。
北海道や東北では西よりの風が吹き、雪雲の流れ込みが続く見込みです。カミナリが鳴り、雪の降り方が強まる所もあるでしょう。予想される最大瞬間風速は、北海道の日本海側南部や太平洋側西部で35メートル、北海道のそのほかの地域と東北で30メートルです。何かにつかまっていないと立っていられないほどの風です。暴風雪に警戒が必要で、猛ふぶきや吹きだまりにより交通へ影響が出る恐れもあります。
北陸も西風が強めに吹き、雨が降るでしょう。山沿いを中心に雪になる見込みです。雲が発達しやすく、カミナリが鳴ったり、雪や雨が強まったりする所があるでしょう。突風が吹くこともあります。発達した積乱雲が近づく兆しがあるときは、頑丈な建物の中に移動してして下さい。近畿北部は、北西の風がやや強く吹き、晴れたり曇ったりでしょう。にわか雨やにわか雪がありそうです。
スギ花粉の飛散 急増か
東シナ海には高気圧があり、東へ移動するでしょう。関東や東海、近畿南部は大体晴れる見込みです。西または北よりの風がやや強く吹くでしょう。山陽、四国、九州も日差しがたっぷりで、雲が広がることはほとんどなさそうです。風が吹いている所も次第に収まるでしょう。沖縄も晴れる見込みです。北または東よりの風がやや強く吹くでしょう。
最高気温は、平年並みか高い所が多い予想です。関東から九州で、スギ花粉の飛散が一気に増えるでしょう。洗濯ものを外へ干した場合は、取り入れるときに花粉をしっかりと払い落とすなど、対策が必要です。
24日(月) 本州付近は高気圧に覆われる
24日(月)は、本州付近は移動性の高気圧に覆われる見込みです。沖縄、九州から関東は、大体晴れるでしょう。風も比較的穏やかです。北陸は、明け方まで雨や雪の降る所がありますが、日中は晴れる所が多いでしょう。東北は、ふぶきは収まりますが、日中は気圧の谷の通過で、雨が降る見込みです。山沿いでは雪になるでしょう。北海道は、日本海側で朝まで雪が降り、ふぶきの所がありますが、次第に収まる見込みです。ただ、昼前後は道南を中心に雪や雨が降るでしょう。
日本気象協会 本社 白石 圭子
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